kenkenkenjiro’s diary

些細な日常でも幸せを見つけられる。

スパニッシュアパートメント

11日目スクワット120回。慣れはしたものの、しんどさは増すばかりといったところです。
初日と比べたら確実に筋肉ついてきましたねー。嬉しい。
先日30,000歩くらい歩いた時も、一緒にあるいた子よりも疲労感が少なかったです。
普段運動しなかったから最初は大変でしたが、1週間続けたら楽になりますねー。

私は映画を見るのが趣味で、劇場にも月に数回行くような生活をしています。
でも小学生のころはレンタルビデオでホームアローンをひたすら借りて、週末にテレビでやる映画を見ていました。
映画館に行くのは夏休みくらいで、ポケモンしか見てなかったなー。劇場が今ほど身近でない存在した。
そんなホームアローンポケモンだけの映画人生がガラッと変わったのは「スパニッシュアパートメント」を見たときでした。

スパニッシュ・アパートメント」は2004年公開、セドリック・クラピッシュ監督、製作はスペインとフランスです。
といっても劇場では見ておらず、数年後にDVDでみました。
その頃私はホームアローンを卒業し(多分5までは出てた)、コメディジャンルをメインに見てました。
少林サッカーとか、クールランニングとか、ラッシュアワーとか、オースティンパワーズあたりをひたすら。
そうして、何も考えずに見られておもしろい映像、というのが私の中の映画の認識でした。
その中でたまたま見た「スパニッシュ・アパートメント」の第一印象は「わからない、結局何・・・」というものでした。
意図もメッセージも考えず、おもしろ映像として映画を見てきた私には衝撃的な青春映画でした。

ストーリーは、フランス人大学生のグザヴィエが語学留学したスペインで、各国からの留学生とルームシェアする。
まず当時の私はアメリカのコメディばかり見ていたので、グザヴィエって名前につまづきました。
覚えられない・・・・・耳馴染みのない名前で、1回目の最後まで名前を覚えていたか自信はないです。
スペインでは、イタリア、ドイツ、デンマーク、イギリス、スペインの留学生たちとルームシェアをすることになります。
最初はグザヴィエと一緒に言語的にも戸惑い、後半にはスペインが自分の街のように思える。
1年間の留学がおわり、フランスに戻ったグザヴィエが両手を広げて滑走路を走るシーンで終わります。
小説家になるために離陸する、今見るとそんな場面なんですが当時はポカーンとしてました。
家の中でおこる、冷蔵庫の陣地争いや、女に翻弄されて抜けがらになる男事件などコメディ要素ももちろんあります。
コメディ要素もありますが、青春映画。ちょうど大学の進路を考えているタイミングで見たので、少し影響も受けました。
セリフや行動の意味など、映画について考えるきっかけとなった作品です。

続編の「ロシアン・ドールズ」が2006年に日本でも公開されています。
2014年には最終章の「ニュー・ヨークの巴里夫」が公開されました。
10年経ってグザヴィエには子供が生まれ、離婚、別居と、ルームシェアの時代からは大きく変わります。
私はこの映画でロマン・デュリスを知ったので、最近見たフランソワ・オゾンの「彼は秘密の女ともだち」はビックリしました。
1作目から主演している、オドレイ・トゥトゥ、セシル・ドゥ・フランスケリー・ライリーが最後まで出演しているのも嬉しい。

私が映画を見るきっかけとなった作品として、特別な思い入れがあります。
これをきっかけに独学でスペイン語を勉強したくらいです。使う機会もなく、忘れてしまいましたが・・・・。
大切な映画、ターニングポイントになった映画、そういった作品に今後も出会いたいですね。